女性のキャリアアップと聞くと、管理職への昇進・より良い転職・女性起業など、仕事を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも実は女性のキャリアアップの方法って、仕事での昇格や転職だけじゃないんですよ。
ということで今回は女性のキャリアアップをテーマに「働き方」を含んだ生き方の選択肢ついてお話したいと思います。
音声で聞きたい方はこちら女性のキャリアアップは仕事だけじゃない！生き方を見直そう
そもそも「キャリア」と聞くと、「キャリア組」「キャリア・ウーマン」などの言葉が浮かび、ついつい「仕事上のキャリア」のことだと思う人が多いと思います。しかし、「キャリア」を人生全般として捉える理論があります。有名なのは「ドナルド・エドウィン・スーパー」の「ライフ・キャリア・レインボー」です。この理論については、こちらのサイトが詳しく解説していますので、興味がありましたら読んでみてください。
余談ですが、私は新しい理論を聞いたときは、必ずその提唱者の顔をGoogle検索します（笑）。外国の方でも、若くても、大先輩でも、顔と一緒に覚える方が覚えやすいんです。ちなみに「ドナルド・エドウィン・スーパー」をGoogle検索した結果はこちら！とても頭良さそうで、やさしそうな紳士ですね。
話を戻しますが、キャリアを人生全般と捉えてみると、生き方を考えることになります。30代は「ライフ・キャリア・レインボー」でも、30代は役割がすごく多い時期です。家庭人・配偶者・職業人・市民・余暇を楽しむ人・学生・子供、その全てが当てはまる可能性があります。だからこそ、キャリアに向き合って、生き方そのものを考えることが大事だと思います。
女性が自分らしく生きて経済的にも自立できるキャリアアップ
私はなんと言ってもまず、「自己分析」をすることをお勧めします。キャリアを充実させるためにはまず「自分らしさ」を大事にしてほしいですし、大事にしたいと思うからです。「自己分析」というと、とっつきにくい印象もありますが、3つの簡単なセルフクエスチョンから始めてみてもいいと思います。興味がありましたら、こちらのブログを参考にしてみてください。
そして次に大事なことは、「経済的な自立」です。どんなに自分らしい生き方をしていても、経済的な自立なしではいずれ、うまくいかなくなると私は、思います。そのためには「資格の取得」や「リカレント教育（生涯学習・学び直し）」に挑戦するのはどうでしょうか。
知っている方も多いかもしれませんが、日本政府は「人生100年時代構想会議」というのを平成29年から実施しており、その中でさまざまな人材育成支援事業を展開しています。教育訓練給付制度には私もお世話になりました。この制度のおかげで、大学院の学費が半額くらいになりました。
自己分析の結果に基づいて、自分がワクワクするようなこと、他の人よりも努力することが苦にならないことをみつけ、その分野で資格をとってみると、新しい自立したキャリアの道がひらけるかもしれません。事実私も、このような道をたどって、「ハーベスト」の設立を実現しています。
住む場所で大きく広がるキャリアの選択肢
また、違う観点としては「住む場所を変えてみる」という選択肢もあるかもしれません。コロナの影響で、通勤する人の数は確実に減っています。全員とは言いませんが、在宅勤務が「普通」になっている人もいるのではないでしょうか。営業をしている私も2020年4月以降、会社に行くことが90%くらい減りました。
そうなってくると、狭くて、空気も悪い都心よりも、郊外へ移住する人も増えてきます。大手コンサルティング会社のデロイトトーマツさんが発表した「Post COVID-19の移動に関する消費者意識調査の解説」をみると、コロナの「移動」への影響が見えてきます。
- 30代の6.9%が郊外への引っ越しを希望している
- 自動二輪や自転車などの利用も増加
- 車の保有・非保有への影響はあまりない
自分らしくいられる「場所」を積極的に選び、家族との時間や仕事をする時間の使い方や質を「環境」という側面から向上できる時代はそこまできているのだと思います。これも一つのキャリアアップです。
私の同僚は、つい先日軽井沢に家を買いました。今年の冬からは、60%くらい軽井沢から働くそうです。また、海外に移住した友人もいます。彼女はデザイナーさんで、仕事はリモートでできるので、日本にいる理由がなくなったそうです（かっこいい〜）
まとめ：30代で人生丸ごとキャリアアップしましょう
今回は30代女性のキャリアアップの方法について、昇進や転職以外にも選択肢があるということをお話ししました。
後悔しない理想の30代を過ごすために、人生丸ごとキャリアアップしましょう！
