ちょっと待って！スカウト型転職で、絶対気をつけてほしいこと

春らしいとも言えますが、花粉もたくさん飛んでいますし、気温の変化も激しく、体調管理には気をつけたいところです。

さて今日は、「スカウト型転職」について考えたいと思います。最近さまざまなメディアでコマーシャルを見るようになっています。「転職先をプロが探してくれる」「プロが自分の才能を発掘してくれる」という謳い文句を聞くと、いいようにも思いますが、どうでしょうか？

私の経験談やクライアントさん・友人の話を踏まえて、利用する際の注意点など、まとめてみました。

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スカウト型採用とは？

スカウト型採用とは？おすすめサービス6選（新卒・中途別）や成功のコツもご紹介！には、以下のように説明されています。

スカウト型採用とは自社が欲しい人材にスカウトメールを送信し、直接アプローチする採用手法のことです。ダイレクトリクルーティングやオファー型採用と呼ばれることもあります。

この背景には、日本の労働力不足という大きな社会的問題があります。パーソル総合研究所のレポートによれば、2030年には日本で644万人の人手が不足するそうです。とりわけ、医療・福祉、サービスといった業界における人手不足は深刻です。詳しくは、労働市場の未来推計 2030をご確認ください。

このような状況で、企業は優秀な人材を獲得するため、現在積極的に転職をしようとしている人たちだけでなく、まだ転職を具体的に考えていないような人たちにも、さまざまな手段を使ってアプローチする必要が出てきています。

リクルートやビズリーチなど、有名な企業も専用サイトを構築しています。それらを比較したスカウト型・オファー型転職サイト4選！効率良く転職できるスカウト活用法という記事もありました。

「スカウト型採用・転職」のよいところ

私は「linkedin（リンクドイン）」というビジネスSNSに自分のページを持っているのですが、たま〜にはヘッドハンター（リクルーター）と言われるような転職エージェントの方や、企業の人事担当の方からメッセージを受け取ったりします。また、スカウト型求人サイトを利用しているクライアントさんや友人もいます。

そのような私自身の経験と周囲からの利用者体験談を元に、転職しようとしている人にとっての「スカウト型転職」のよいところをまとめると以下の3点があげられると思います。

必ず話を聞ける・会える（書類審査などなく、人事の方や企業とつながりが深い人と話ができます）
手間がかからない（最初から重ためのレジュメや職務経歴書を書かなくてもいい）
これまで興味のなかった企業・業界とも接点を持てる可能性がある

転職したいと少しでも思っている場合は、①がとても大きなメリットになると思います。書類を準備しても、何社も求人広告に申し込みをしてもなかなか最初の接点が持てないこともあります。それらを心配する必要がないのは、大きな利点です。

「スカウト型採用・転職」で絶対に気をつけてほしいところ

先程お話した通り、私は「linkedin（リンクドイン）」を通じてたま〜にスカウトメッセージを受け取ることがあります。先日私が受け取った内容は思いがけないもので、かつ、とても魅力的な内容でした。しかも、会社のトップが直接連絡をくれたこともあり、大変光栄に感じました。感情に左右されやすい性格も手伝って、私はたいして考えもせずに、ついそのスカウトを受けてしまいそうになりました。が、ギリギリのところで踏みとどまりました。

このスカウトを受けることで開ける世界もあったかもしれません。しかし、「踏みとどまる」という自分の判断はよかったと思っています。そしてこの経験から、「スカウト型転職」には、絶対に気をつけたいところがあると思いました。

「企業の期待に応える」よりも「自分の納得感」を重視する
自分の言葉で自分の魅力を伝える準備をする
最終的に決めるのは、いつだって「自分」

私のように、感情と行動が直結しているタイプの方は特に注意が必要です。スカウトを受け取ったことが嬉しくて、つい「その企業の期待に応えたい！」という気持ちになってそのまま行動してしまう可能性もあります。

しかし、本当にそのスカウトが自分の価値観に合っているのか、自分が得意なやり方ができる職種なのか等、しっかり考えてから行動しないと、そこまで好きじゃない仕事、条件が合わない職場に転職してしまう可能性があります。また、そのような状況に備える意味でも、日頃から自分の魅力を伝える準備をすることも必要だと思います。