TOKYO2020パラリンピックが始まりましたね。治安悪化により一時は出場を断念すると発表していたアフガニスタン選手が日本に到着したそうです。なんだか大会組織委員会や政治に利用されているような感じもしてちょっと複雑な気持ちですが、それでも、これまで努力してきた選手が晴れの舞台に立てることは、純粋に素晴らしいと思います。思いっきり、躍動してもらいたいです!
さて、おうち時間が長くなる中で、服の整理をすることにしました。服はもっぱら、フリマアプリで購入していてそんなに高級なものはないですが、お気に入り♡ばかりでなかなか捨てられないタイプです(汗)10年やそれ以前の服も、たくさん持って持ってます。とは言え、スペースも限られるので、秋に備えて整理することを決意!
すると、「まだ着れるけど、二軍だからそんなに着ないかもしれない」という服が20着以上に・・・シミや穴があるのは「捨てよう!」と思えますが、案外そういう服は少なくて、考えた末に初めての寄付をすることにしました。今日は、その体験談と寄付をする人の心理について、お話したいと思います。
音声で聞きたい方はこちら無料でリサクル?有料で寄付?
「着なくなった服、どうする?」と、友人にも聞いてみたところ、結構選択肢があることが分かりました。そこで、それぞれを、みのり的な観点で、分類してみました
No. | 方法 | 無料/有料 | 負担/手間 | 気持ち | 備考 |
1 | 資源の日に捨てる | 無料 | 小 | 仕方ない | 汚れ/穴あきOK +まとめて出せる |
2 | 服屋さんのリサイクル衣類回収ボックスに持っていく | 無料 | 遠い場合は大 | ちょっといいことした気分 | 汚れ/穴あきOK+まとめて出せる |
3 | 友達や兄妹にあげる | 無料 | 中 | ちょっといいことした気分 | 人による |
4 | フリマアプリで売る | 無料 | 慣れれば中 | 換金♪ | |
5 | セカンドハンズショップに持ち込む | 無料 | 遠い場合は大 | 換金♪ | まとめて出せる |
6 | NGO団体に寄付する | 有料 | 慣れれば中 | 結構いいことした気分 | 団体のチェックが必要+まとめて出せる |
とにかく面倒だったり、汚れや穴があって誰かに譲れるようなものでなければ、問答無用で[1] だと思います。
ユニクロやジーユーで購入したものなら、RE.UNIQLOの仕組みを利用できます。また、H&Mさんはどんなブランドの服でも回収していて、一袋につき1枚500円割引のクーポンを発行してくれるので、近くにある人は利用してみるといいと思います!詳しくは製品のサステナビリティ情報をご確認ください。
また、状態はいいものの、着る機会が少ない服は[4] や[5] で換金することもできます。私もオーストラリアに住んでいたときに購入した地元ブランドのTシャツや、スポーツブランドの服を300円や500円くらいで買っていただいたことがあります。[5]は1枚10円や50円くらいになることも多いので、アプリの方が比較的高く買ってもらえます。
いろいろ検討はしたのですが、そこそこ使用感のある服でしたし量もあったので、「NGO団体に寄付」を選択することにしました!
セカンドライフに寄付するときの手順
寄付することを決めたものの、NPO団体もいろいろあるんです。
- せっかく寄付するなら、活動内容に共感できるところがいいな〜
- そこまで高額でないところがいいな〜
- 手間があまりかからないといいな〜
など、いろいろ思うところがあり迷ってしまったのですが、最終的にはワクチン募金への協力をしているNPO法人グッドライフさんが運営する「セカンドライフ」に寄付することにしました。(先日、コロナワクチンの接種をして、ワクチンに対するアンテナが高くなっていたことも影響したと思います)セカンドライフのホームページには以下のような説明と具体的な数値の記述があり、納得できました。
セカンドライフでは、少量づつでも、より多くの方の善意を集めて寄付活動を行いたいという思いから、寄付して頂いた箱数に応じて、お客様の代わりにワクチン募金を行っています。
募金総数 2010年~2021年08月で179,198人分のワクチン募金を行いました
セカンドライフでは、サービスを立ち上げた10年前から、ワクチン募金を実施しています。
ワクチン募金は、不用品のリユース活動を通じて、世の中に笑顔を増やす活動の一環として行っています。
寄付する時の手順ははざっくり、以下の5ステップです。詳しくはセカンドライフの寄付の流れにも記載があるので、見てみてください。
- WEBから登録フォームで個数を選んで申込みをする(集荷専用の伝票を受け取る)
- ダンボールを準備して梱包する
- 伝票が届いたら、お申込番号を添えて振り込みをする
- 伝票を貼って、集荷(ゆうぱっく)を依頼する
- 事務局に届くとメールが来るので、それを確認して終了♪(後はお任せ!)
①は超簡単です。サイズと中身を以下の中から選んで申し込むだけです。私は、3辺の合計が120cm以内の「リユース中箱」を1つ選びました。
- リユース中箱/ 3辺合計120cm以内:2,100円
- リユース大箱/ 3辺合計160cm以内:2,600円
- 供養 中箱/ 3辺合計120cm以内:供養代こみ 3,100円
- 供養 大箱/ 3辺合計160cm以内:供養代こみ 3,600円
②でダンボールを探すのが地味に大変だったのですが、最近購入したオーブントースターの箱がちょうどいいサイズ(5kgのみかん箱よりちょっと大きめ)だったので、それに夏服中心に30着くらい詰め込みました。
服って量があると結構重いのですが、ゆうぱっくの方が集荷してくれたので、助かりました。そんな感じで、家にいながらすべてのステップが完了し、簡単でしたね♪
寄付する人の心理
今回、初めて「服の寄付」をしてみたのですが、結構簡単でしたし、いいことをした気持ちになれました♡大切にしてきた服を紐でグルグルと縛って、資源ゴミの日に捨てた経験は過去何度もありますが、あの時のなんとも言えない申し訳なさや、悪いことした気持ちと全然違いました。これからは、衣替えのタイミングや、大きなダンボールをゲットしたタイミングでセカンドライフを利用させてもらおうと思います。
寄付を終えてから、ふと「寄付をする人の心理」が気になって、少し調べてみました。私の中では、どんな心の変化が起きていのたでしょうか。
寄付をする人の心理〜3つのステップ〜によれば、「右脳:共感×左脳:納得→信頼」という公式ができるようです。
まずは、理屈抜きで心を引き寄せられるような「共感」が必要とのこと。私の場合は、以前より世界中でワクチン接種ができずに苦しんでいる人がいることや、大量生産&大量消費の時代に、モノの価値が本来よりも低くなってしまうことへの問題意識がありました。ただし、自分ひとりでそのような大きな問題に取り組む力がなく、何かきっかけを探していたようにも思います。だから、セカンドライフの活動に、即共感できました。
その上で、寄付しようとしている団体の活動に「納得」できる必要もあります。そのために、ロジカルな説明やデータの提示などが求められます。グットライフさんの場合はホームページに信念やこれまでの活動実績がしっかり提示してありました。また内閣府NPOホームページにもNPO法人グットライフのページがあり、架空団体ではないことも確認できました。
結果として、「嘘ではないこと」と「実行力」に対する信頼がうまれて、具体的な支援につながります。私も、グットライフさんが運営するセカンドライフならば、ちゃんと活動してもらえると信頼できたので、行動を起こすことがでました。今回のことで、私一人では何も対応できなかった社会課題解決に、少しでも参画するチャンスをもらえ、いいことをした気持ちになりました。感謝です!
まとめ:心の動きに敏感になろう!
今回は、服の寄付についての体験談をお話するとともに、その時の自分がどんな心の動きをしていたのかも、考えてみました。
日常のちょっとした行動にも、やっぱり心が動いていることを再確認しました。忙しく過ごしていると、こういう心の動きに鈍感になってしまうこともあります。ただ、立ち止まって少し考えるだけでも、自分についての理解が深まるかもしれません。
寄付活動に少しでも心が動いたあなた!そんな自分と向き合ってみてはどうでしょうか?3つの簡単なセルフクエスチョンから始める「自己分析」があります。興味がありましたらこの記事も一緒に読んで参考にしてみてください。